相続診断で安心笑顔の終活をサポート
相続の話はとてもデリケートなため、大変重要にもかかわらず親からも子からも触れにくく先送りしてしまいがちです。
その結果、いざ相続が発生したときに希望や想いが継承されず、身内間の争いになってしまうことが少なくありません。
相続診断を通じて、自分が亡き後の希望や願い・財産分与・家族への感謝の言葉等を残しておくことは「死への準備」ではなく、「争続から家族を守る思いやり」として注目されています。
争続から身内の笑顔を守る方法として、相続診断士が中心となり相続診断サポートを行っています。
相続診断士とは?

相続診断士®は、一般社団法人相続診断協会の登録商標です。
相続診断士の役割は、相続診断を行うことで問題点を明確にし、クライアントの相続が円滑に進むようにサポートすることです。
トラブルが発生しそうな場合には、コンプライアンスに配慮しながら、クライアントと各専門家(弁護士・司法書士・税理士・行政書士・不動産鑑定士・宅地建物取引士など)の架け橋となり、クライアントが安心して相続を迎える『笑顔相続の道先案内人』として社会的役割を担います。
※相続とは、法律で人が死亡した場合に、その者と一定の親族関係にある者が財産上の権利・義務を承継することです。
※相続診断とは、相続発生時に手続きが円滑に進むか想定し問題点を見分ける事です。

争続から家族を守る準備
令和6年の裁判所統計によると、遺産分割をめぐる調停・訴訟の件数は毎年1万5千件を超え、そのうち7割以上が遺産総額5,000万円以下という統計が発表されました。
この統計から、相続問題は一部の富裕層にだけに起こりうることではなく、身近な問題であるため争続から家族を守るための事前準備は重要であることが分かります。ではどのような準備を備えておくべきかをご紹介します。
介護が必要になったときのことや、財産に関することは家族でも避けてしまいがちですが、希望や想いを話し合っておくことが、すれ違いが招くトラブルを避ける特効薬です。
預貯金、有価証券、不動産、生命保険、会員権、債務等などを確認しておきましょう。
話し合いの内容や財産確認を基に相続診断士が相続診断を実施して、トラブルが発生しそうな場合にはコンプライアンスに配慮しながら、クライアントと各専門家(弁護士・司法書士・税理士・行政書士・不動産鑑定士・宅地建物取引士など)の架け橋となり、クライアントが安心して相続を迎える『笑顔相続の道先案内人』として社会的役割を担います。
医療介護に関すること、葬儀のこと、友人等の連絡先、感謝の言葉などをエンディングノートに残し、希望や願いを家族に残すことで家族の心の支えとなります。
現預金を信託財産とする場合や、信託財産からの利益(家賃収入など)を受益者に渡すために、お金を貯めておく民事信託口座という専用の口座を信託銀行などの金融機関で開設します。
エンディングノート
エンディングノートとは、万が一の際に自分の希望を伝えるため、家族が手続きや判断に困らないように自分の財産・葬儀やお墓の希望・医療や介護の方針を伝えるため、・家族への感謝の気持ちや想い等を書き残すノートです。
主な記載事項
〇個人情報
〇家族構成
〇資産
〇葬儀
〇医療介護
〇メッセージ
氏名、生年月日、住所、連絡先、主治医等
配偶者、子供、先妻・先夫、両親、兄弟、家系図等
預貯金、有価証券、不動産、生命保険、会員権、債務等
葬儀形式、場所、お墓等
延命治療の希望、介護方針等
感謝の気持ち、希望や想い、ペット世話等
遺言書
遺言書により希望や願いを明文化することで相続人の対立を防ぐことができます。
| メリット | 種類・特徴 | デメリット |
|---|---|---|
| 費用が安い | 自筆証書遺言 自分で書け、法務局での保管制度あり | 記載ミスがあると無効の可能性有 |
| 法的効力が強い | 公正証書遺言 公証人が作成し原本を保管 | 公証人に対する費用を要する |
| 内容を秘密にできる | 秘密証書遺言 内容を秘密にすることができる | 手続きが煩雑である |
